2009年02月

ワンルームマンション投資の勧誘

 職場と自宅に立て続けにワンルームマンション投資の勧誘電話がかかってきた。
 もちろん即座に「興味なし!」と返答し、電話を切ったのはいうまでもない。

 それにしても、この類の勧誘電話は年1回くらいはかかってくる。まさに「出社が楽しい経済学」でいう「逆選択」ではないか(笑)

 さて、ワンルームマンションの投資の怪しさについては、こちらで十分解析されているので、あらためて無学な私が解説する必要もない。

 しかしながら、別の計算をしてみたいと思う。もちろん私は財務や経理は全くの素人なので、とんちんかんなことを書いているかもしれないと思う。(だったら、やめろよ)

 話をわかりやすくするために、2,000万円のワンルームマンションを例に話を進めたい。

 2,000万円のワンルームマンションを一括払いできる人などいないだろう。(いたとしても、投資対象はワンルームマンションではなく、ほかにあるはずだ。)
 当然ローンを組むことになるが、取り敢えず年5%の固定金利、240回払いで2,000万円を借りたとしよう。

 すると、おおよそ

   月々返済額 約132,000円
   累計返済額 約3,168万円

となる。

 ワンルームマンション投資は、自分が買ったワンルームマンションを人に貸して、その家賃を収入源とすると理解している。

 この計算からすると、20年間継続的に誰かが借りてくれて、毎月14万円近い家賃を確実に払ってくれなければ、自分が借りたローンの返済もできない。

 また、不動産取得税、管理組合費、固定資産税、修繕費など、ローン以外にも出費はかさむ。

 「でも、マンションという資産があるのでは?」と思うかもしれない。
 しかし、マンションの価値というのは、よほどのことがない限り上がることはない。
 マンションを終の棲家としている方々が多いマンションであれば、資産価値が下がらないよう努力しているはずだが、こちらは投資目的のワンルームマンション。
 そもそも所有者が居住していない場合がほとんどであろう。そのような所有者は、終の棲家としている方々よりも、資産価値が下がらないように努力するというインセンティブが働くのだろうか。
 そのようなマンションが20年も経過すればどうなるか。最悪の場合、棟まるごと「スラム」と化すことも十分に考えられる。
 その場合、資産価値はほとんど「ゼロ」に等しいといっても過言ではないだろう。

 いったいどこをどう考えれば、これが「投資」といえるのか。

 あえていうなら、「ハイリスク、ノーリターン」の投資であろう。

たまりにたまった雑誌の整理

 最近になって、現在自分が居室として使っている部屋の明け渡しを要求された、いや、命ぜられたため、部屋にある自分の所有物の整理をしなければならない。
 捨てたく無いものばかりなのだが、命令とあれば致し方ない。

 なにから整理しようかと思案していたところ、やはり目につくのは雑誌、本の類である。
 現代はインターネットで簡単に情報を得られる時代ではあるが、やはり紙媒体の手軽さは捨てがたく、雑誌の定期購読をしている。
 また、根っからの貧乏性のため、購入した本を捨てることができず、雑誌もかなりの量がたまっている。

 まずは、雑誌を整理することから着手することにした。

 手元に残してはあるが、ぱらぱらをページをめくってみると、必要なのは1冊当たり3~7ページくらいである。
 必要な部分だけスキャナで取り込んで電子化してしまえば雑誌を廃棄できるのだが、あいにくA4サイズのスキャナしか持っていない。
 1ページごとに雑誌をスキャナに押しつけながらスキャンする手間と目の前の雑誌の量を考えると、せっかく整理しようとする気分が萎えてしまった。

 しかし、このまま放置するわけにはいかない。

 脳内の検討委員会に諮問したところ、必要なページを切り取れば雑誌も廃棄できるし、スキャナへもセットしやすいとの答申がなされたため、早速行動に移した。

 カッターナイフを用いて必要なページを切り取り、それをクリアファイルへ入れていくという作業を延々と繰り返したところ、ほぼ全ての雑誌を廃棄することができる状態にすることができた。

 さて、次のステップは切り取ったページの電子化である。

 ところが、切り取ったページをその内容ごとにクリアファイルへ整理しながら保管したことにより内容の検索性が大いに向上し、また、大変スリムになっている。

 この状態ならば当初の目的を達したといえよう。

 目的はあくまで「雑誌の整理」であって「電子化」ではない。「電子化」はあくまで「雑誌の整理」のための手段である。

 目的と手段とを明確にしておかないと、貴重な時間と手間を無駄に費やすことになる。

 切り取ったページの電子化については、その必要性を感じたときに、再度脳内の検討委員会に諮問することにしよう。

書籍「出社が楽しい経済学」

 先日、仕事から疲れて帰宅したら、
  「あんた、もっとまともな本を読んだら?」
と、唐突に嫁さんから言われた。

 突然何を言い出すのかと思ったが、どうやら本棚の整理をしていたらしく、私の本棚の領域を見たらしい。
 確かに、あらためて自分の本棚を俯瞰してみると、いわゆる「難解に思える」本と少々古いコミックが同居しているため、そう思ったのかもしれない。
 「まともな本」とはどんな本なのかは、各人の価値観による相対的なものであり、絶対的なものではないはずなのだが、これを主張すると勝算のない戦いに突入するのは必定なので、適当にお茶を濁し、その場を切り抜けた。

 ま、その程度の文句で私ので書籍の購買意欲がそがれることはない。

 今日も、東京駅近くの本屋で1冊の本を衝動買いしてしまった。

 同じタイトルの番組が、NHK教育テレビで放送されている。
 放送開始から毎回見ているが、結構面白い番組なので、本も買ってしまったという次第。

 153ページという、比較的薄い本なので、新幹線の中で一気に読破した。(本の内容が頭に入っているかどうか、理解したかどうかは別問題)

 身近な題材を用いて経済学の用語を解説しているため、私のような技術系の人間には、大変分かりやすくありがたい。
 また、テレビ番組の内容は本とほぼ同じ内容を踏襲しているが、ドラマ仕立てになっているので、これはこれで楽しめる。

 さて、ちょっとした知識を知ってしまうと、それを使ってみたくなるのは「性」ではないだろうか。
(え、お前だけだろうって? そうかもしれません)

 でも、本の受け売りだけでは、単なる「知ったかぶり」でしかない。自分の口から出す言葉は、本の受け売りではなく、その内容を自分の頭で咀嚼してからでなければならない。

 借り物の言葉では説得力がない
 自分の言葉でなければ説得力はない

 これを心がけていれば、「知ったかぶり」と一線を引けるような気がするのだが、如何だろうか。

 ま、それでも居酒屋に入ってしまうと、そんな心がけなぞどこへやら・・・・・・(恥)

※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません
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